最後の砦みたいなもんです!
こちらのWebサイトは移転しました。
[山鹿市・美容師が語る パーマ・縮毛矯正・ヘアケアの新常識!]
毛髪(もうはつ)髪の毛(かみのけ)
また単に髪(かみ)ともいう
毛髪の構造!
こんばんは~ GOIS です
今日はちょっと専門用語も出てくるんだけど
普段は肉眼で見えない髪の部分の話~!
髪の毛はイメージで言えば
かっぱ巻きみたいなもの
- 芯の部分にある毛髄質(メデュラ)
- その周りを覆う毛皮質(コルテックス)
- そして表面部分を覆っている毛小皮(キューティクル)
3種類の成分によって成り立っています
髪の毛は 18種類のアミノ酸が結合してできた
繊維状のケラチンタンパク質によって構成される
メデュラ(毛髄質)
メデュラはまだ十分に解明されてないが
空気を貯めることができることから
髪の弾力性に関係していたり
熱などの刺激から頭を守ったり
保温機能を高めたりする働きがあります
細い毛髪や軟毛など
人によってはメデュラが無い場合もあります
コルテックス(毛皮質)
髪の毛の約80~90%を占めてる重要な部分
束になってメデュラを覆っています
このタンパク質が多い程髪が硬く
少なければ柔らかい髪になる
コルテックスは髪質に大きく関係し
タンパク質の結合状態によって
直毛かクセ毛かも決まります
波状毛や縮毛の人の髪は先天的にタンパク質が
まっすぐに結合しておらず
円形ではなく楕円形になって場合が多い
薬剤の作用も一番受ける場所で
カラーの発色やパーマなど薬剤は
ほぼこの部分に作用する
前に書いたメラニン色素って覚えてますか?
コルテックスは多くのメラニン色素を含んでいて
紫外線から肌を守り 髪の色はメラニン色素の量が
多い少ないで変わってきます
アルカリカラー剤はこのメラニンを壊して
髪の毛を明るくして
希望する色を発色させるものです
この記事⇛ 知ってほしい ヘアカラーの仕組みとダメージ!
髪の毛にも水分があるのだが
毛髪内のマトリックス(コルテックスの中にある部分)
に結合水として取り込まれている
結合水
けつごうすい(bound water)生体組織に含まれる水の一部は,蛋白質分子,親液コロイド粒子などの成分物質と強く結合しているため,乾燥されにくく,氷点で凍結しない。これを結合水という。
自由水と異なり,溶媒としての作用がない。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)
この結合水のおかげで
しなやかで 柔軟な髪の毛が保たれてる
しかし ダメージでキューティクルが損傷すると
水分を含んだマトリックスが流出してしまい
パサパサ・ガサガサの髪の毛になってしまう
この記事⇛ 髪の毛に必要な水とは!
キューティクル(毛小皮)
薄くて硬いタンパク質でできています
黒色に見えますが実は無色透明なんです
1枚のシートが巻きついてるのでは無く
何層にもウロコ状の薄い細胞が瓦のように
重なり合っているのが特徴
1.エピキューティクル(疎水性で水をはじく性質)
2.エキゾキューティクル(中間的な性質)
3.エンドキューティクル(水とアルカリを吸い込む性質)
3種類の異なる層になっていて毛髪内部を守ってくれるものです
パーマやカラーなどでアルカリ薬剤を使用すると
エンドキューティクルが膨張して
キューティクルを開かせ薬剤を浸透させる
パーマやカラーをはじめ
日常のヘアケアやスタイリングなどで
少しずつダメージが重なり
キューティクルが限界を超えて
損傷を受けると髪の毛の内部
ご飯粒の部分にあたる(コルテックス)が
流れ出てしまいダメージが進みます
キューティクルは髪の毛にとって
最後の砦みたいなもんですネ!
この記事⇛ 髪の毛を守ってくれるもの!
髪のコンディションを保つ為の参考になれば・・・ つづく
関連記事