山鹿市・美容師が語る パーマ・縮毛矯正・ヘアケアの新常識!

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膨潤をコントロールする

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[山鹿市・美容師が語る パーマ・縮毛矯正・ヘアケアの新常識!]

 

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この記事の 続きね

パーマや縮毛矯正で 基本的に起きる現象はこれ!

 

こんばんは  パーマ屋  GOIS です

 

パーマや縮毛矯正での


アルカリ と 還元剤 この二つで起こる


膨潤を考えよう ってのが今日の記事! 宜しく~

 

 

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前回の記事にもあるが


実際には 髪の毛は濡らすだけで 正確に言えば膨潤している


髪の毛にはいくつかの 側鎖 と呼ばれる結合がある

その一つが 水素結合 そして水で濡らして切れるのが

この水素結合!


髪の中に水が含まれると水素結合が切断されているので

柔らかく コシが弱くなった状態になる

 


特にダメージが進んだ髪の毛ほど 水分を吸い込むので 

手触りで感じるだけでも 乾いてる時と濡れている時の

ハリ コシの差が大きく 水だけで膨潤しているように感じる

 

 

では アルカリ と 還元剤 で起こる膨潤とは?

 

還元 ⇒ 還元剤

軟化 ⇒ アルカリ

膨潤 ⇒ 還元剤&アルカリ

 

パーマの薬が髪の毛に塗布されると

髪の毛は水で膨潤したうえに 還元剤とアルカリで 

もっと膨張してしまう

 

 

これは ハイダメージの髪の毛には危険なことなんです


髪の中の側鎖(結合)は


水に濡れる事で 水素結合が切れる

アルカリで   イオン結合が切れる

還元剤で    SS結合が切れる

 

髪の側鎖は 多くの結合が切れて


それにプラスして 髪は膨潤して テロテロ(汗)

 

もともと タンパク質が欠損気味のダメージ毛 危険すぎる!

 

他にも 還元剤やアルカリが絡むと

たくさん危険は潜んでいる

 

パーマや縮毛矯正の薬剤を塗布することで

アルカリと還元剤による膨潤はおこるのだが


過剰な膨潤 いきすぎた膨潤で


パーマや縮毛矯正の失敗や


取り返しの付かないダメージ毛・ビビリ毛・・・


パーマや縮毛矯正のトラブルは

これが原因になる事が非常に多いんですな

 

昔は ほとんどの美容師は


髪の毛の軟化テスト

 

パーマのかかり具合や縮毛矯正などで


髪が柔らかくなったかどうか???


この軟化具合で還元具合を判断したりしていた

 

 

数年前に 髪の膨潤は 

アルカリだけでも あまり 膨潤はしない

還元剤だけでも あまり 膨潤はしない

との検証がなされた

 

これにより

髪の軟化と膨潤・還元の関係性が整理され 

還元・軟化・膨潤 の3つを 

再考していく事でダメージを減らし

失敗の少ない施術を行いたい 

 

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アルカリによる軟化 と 還元剤による還元


この2つで起こる膨潤を コントロールする事が重要で


過剰な膨潤を引き起こしてしまうと

パーマ・縮毛矯正の失敗の原因になってしまいます

 

                                つづく・・・

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