アルカリ・ph・アルカリ度・ml
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[山鹿市・美容師が語る パーマ・縮毛矯正・ヘアケアの新常識!]
ど~もォ~
おかげさまで 毎日パーマを
巻きまくっております GOIS です
ここ連日 美容師向けのパーマネタばかりで
一般の読者の方 ゴメンナサイ m(_ _)m
今日は アルカリとアルカリ度のおはなし~っ!(爆)
意味が解らん人は スル~してね!
還元剤と酸化剤の記事を書きましたが
⇓
そこに出てきた アルカリ!
このアルカリを見てみましょう
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髪の毛は ph5.5前後の 弱酸性がベストな状態
ph7が中性で
それより 数値が高くなると アルカリ性
それより 数値が低くなりと 酸性
この記事 ⇓⇓⇓
phは その液体が 酸性・中性・アルカリ性 というものを
数値で表したもの
そこで 解りにくいのが アルカリ性 と アルカリ度 って?
一緒の意味? 違うこと? 何なの???
それじゃ ph9のパーマ1剤 があるとします
ph9なんでアルカリ性
では質問 このパーマ液のアルカリ度は?
答えは・・・
解りませ~ん!!
phが何だから アルカリ度はこれ
みたいな 決まった数値はない!
還元剤の種類や他に配合されてる成分との
ミックスバランスで 商品ごとにまちまち
そもそも アルカリ度とは
少し 複雑なんだけど
1ml中の アルカリを 中和するのに必要な
塩酸(0.32%の塩酸水溶液)の量 単位は ml で表す
フフフッ 解る?
パーマ液でいうと 1液は
アンモニア や モノエタノールアミン 重炭酸アンモニウムなどの
アルカリ剤を配合して作られている
当然 phはアルカリ性を示すんだが
このパーマ液1mlに対し
塩酸(0.32%の塩酸水溶液)を1滴ずつ混ぜるとする
するとアルカリ性のパーマ液は少しずつph7の中性に近ずいていく
そして ちょうどph7(中性)になるまでに
塩酸(0.32%の塩酸水溶液)を 何ml 必要とするか
これが アルカリ度何ml と表示される
パーマ液に配合されてるアルカリ剤の種類などによって
中和(ph7になる事)できる量がちがうので 商品ごとにまちまちなる
よって phが何だから アルカリ度はこれ
みたいな 決まった数値はない!
アルカリ度とは
このパーマ液にアルカリ剤が何mg入っているとか
そんなんじゃないので間違えないようにしてネ!
phと アルカリ度の関係
またまた パーマ1液のph9で考えよう
例えば
パーマ1液でph9・アルカリ度3ml
もう一つ
パーマ1液でph9・アルカリ度6ml
配合されてる還元剤の濃度や
アルカリ剤の種類の違いで
phは一緒にして アルカリ度をわかりやすく3mlと6mlで
仮定する あくまで例えね例え
じゃぁ さっきのアルカリ度の話で
この2つのパーマ液を中和しようとすると
アルカリ度3mlの方は パーマ液1mlに対し塩酸が3ml必要
アルカリ度6mlの方は パーマ液1mlに対し塩酸が6ml必要
中性に戻すのに 倍の量の塩酸が必要となる
ってことは? もう解るよね!
phが同じでもアルカリ度が高い方が低い方に比べると
髪の毛をアルカリ領域から酸性領域まで戻すのが大変ってこと
こんな感じで考えると 解りやすいんではないだろうか
これが アルカリ度の違い!
パーマの工程の中で 酸リンスやアシッドで
アルカリを中和するとする
酸を塗布するんで phは一時的には下がるんだが
アルカリ度が強いと またphがアルカリに戻りやすかったりする
後処理はしっかりね!
髪の毛は ph5.5前後の 弱酸性がベストな状態
実際は 現場レベルで アルカリ度を測定したりは出来ないでしょう
ただ アルカリ度を ちゃん理解して知っておく事で
パーマ・縮毛矯正の 薬液・2液酸化・アルカリの中和処理
なんかの考え方に役立つんです!!・・・
つづく
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